即位後初めての沖縄訪問を控えている天皇皇后両陛下は18日、
琉球史が専門の高良倉吉琉球大学名誉教授から沖縄の文化についての説明を受けられました。

天皇皇后両陛下は、「美ら島おきなわ文化祭2022」に出席するため、
今月22日から即位後初めての沖縄訪問が予定されています。

両陛下は18日、お住まいの皇居・御所に高良倉吉琉球大学名誉教授を招き、
沖縄の文化復興や首里城復元についての「進講」を受けられました。

沖縄訪問前に改めて沖縄の文化について理解を深めたいというお気持ちから実現したもので、
両陛下はメモを取りながら、1時間以上、熱心に聞かれたということです。

沖縄戦などで失った文書や資料を県外や海外の人と協力しながら取り戻していく作業は、
沖縄の文化を考える上で大事な側面であるという説明に対し、
天皇陛下は、沖縄の人たちが苦難を経験しながらも文化を守ってきた力強さに言及されていたということです。

側近によりますと、両陛下は、沖縄復帰50周年の節目の年に訪問できることを感慨深く思い、
この機会に多くの人が沖縄の文化や歴史を学び、平和の尊さを考える機会となることを願われているということです。

https://news.ntv.co.jp/category/society/db45ee93a62c4ddfb8509829b6ead1db