駐車場の他人の車を、勝手に業者に引き取らせる…廃車の準備中にナンバープレート発見、逮捕の71歳「大家に頼まれた」

去年12月、北海道苫小牧市で、面識のない他人の車を勝手に買取業者に引き取らせたとして、71歳の男が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、苫小牧市本町に住む71歳の塗装業の男です。
この男は去年12月15日午前10時ごろ、苫小牧市幸町の駐車場に止められていた40代の男性所有の乗用車(時価およそ4万円)を、勝手に買取業者に引き取らせ、盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、男は、面識がなかった男性の車について「廃車の手続きの委任を受けている」とウソをつき、買取業者に引き取らせました。
所有者の男性は2日後「盗まれた」と被害を届け出たものの、車の行方はわからず、その後、買取業者が別の車で事故を起こし、駆け付けた警察官が車内でナンバープレートを発見。
不審に思って調べると、被害を届け出ていた40代の男性の車のものとわかり、男の容疑が発覚、事件発生から10か月で逮捕に至りました。
買取業者は廃車処理に向けて、ナンバープレートを外していました。

取り調べに対して71歳の塗装業の男は「搬送の手続きはしたけれども、大家に頼まれてやった」などと話し、容疑を否認しています。
今のところ男と買取業者に金銭のやりとりは確認されておらず、警察は、引き続き当時の車の状況や男の動機などについて調べをすすめています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a86dc190eabce783adb1c79c80d85ac233e3870