留学生を“鎖で拘束” 福岡市の日本語学校が受け入れ継続に 入管庁が即時抗告せず

留学生を鎖で拘束した人権侵害をめぐり、出入国在留管理庁は福岡地裁の決定に即時抗告せず、福岡市の日本語学校は当面、留学生の受け入れを継続できることになりました。

福岡市にある「西日本国際教育学院」をめぐっては、元講師がベトナム人留学生を鎖で拘束するなどの人権侵害行為があったとして、入管庁が9月に「新たな留学生の受け入れを5年間認めない」処分を出しました。

これに対し学校側は、“鎖の行為は元講師が行ったもので組織的ではない”として処分の取り消しを求める訴えを起こすと共に処分の執行停止を申し立てていて、福岡地裁は判決が出るまでの間、留学生の受け入れを認める決定を出しました。

これに対する即時抗告の期限は7日まででしたが、入管庁は即時抗告しなかったことを明らかにし、「取り消し訴訟については引き続き適切に対応する」とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1cc00be816e374d198a2ee34081ed7e37efba0d7
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