場面は東2局6本場でのことだった。親番のセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)が3万1600点でトップ目にいる中、村上に8枚のピンズが集まる好配牌。ただ、その後に手牌が全てピンズに染まるも中々テンパイには進まず、程なくして1筒を引いた刹那、ここでコメント欄が一気に盛り上がりを見せた。茅森がすでに5筒・8筒の両面待ちリーチを仕掛けており、この中から最善手を選ぶ非常に難しい状況。視聴者からは「むずい」「なんじゃこりゃ」「全然待ちわからん」「たくさんありすぎて困る」などと投稿が殺到し、「4筒」「8筒」「9筒」「1・2筒切るしかない」といったコメントも寄せられた。

 結果、村上はイーシャンテンの形を取らずに茅森の現物である1筒を選択。最終的に鳴きを駆使して2筒・5筒の両面待ちまで持ち込むも、残念ながら成就は叶わなかった。なお、村上は2着で試合を終えた。