「自殺の名所」ネットで調べ女子中学生に提案、ほう助容疑の男が認める

 横浜市の女子中学生が自ら命を絶つのを手助けしたとして、自殺ほう助の疑いで再逮捕されたさいたま市の会社員の男(28)が、
中学生に自殺する場所や方法を提案していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。野崎容疑者はインターネット上で「自殺の名所」とされる場所を調べていたという。

 神奈川県警の発表では、男は自殺願望と読み取れる書き込みをしていた中学生にSNSで接触。9月20日に初めて対面し、さいたま市の自宅などに滞在させた後、
同23日に相模原市の相模湖付近の橋まで車で連れて行き、自殺を手助けした疑いがある。中学生はこの橋から川に飛び降りたとみられ、同29日に遺体で見つかった。

 捜査関係者によると、男は当初、「家の近くだと言われたので車から降ろしただけだ」と説明したが、県警の捜査で、自殺者が多いとされる場所などをネットで検索していたことが判明。
その後の調べに、中学生に場所や方法を提案したことを認めたという。

 また、男は「事件後に、中学生と連絡を取り合っていた自分のSNSアカウントを消去した」とも供述。県警は、中学生との接点を隠そうとしたとみている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20221018-OYT1T50179/