「レオパレス」幹部が告発する「入居率工作」と「家賃未回収額」激増の実態 経営陣が主導


全賃貸物件に対する入居状態の部屋の割合を示す「入居率」は、アパート経営の命綱である。とりわけ、オーナーから物件を一括借り上げし、入居者へのサブリースを主力とする「レオパレス21」にとっては、拠り所となる指標なのだ。

 そもそも、「施工不良問題」がレオパレスで相次いだのは、3年前のこと。創業以降に施工された3万9085棟のうち、その4分の3が耐火性や遮音性に不備のある「欠陥アパート」というお粗末さだった。果てに、1万4000人以上の「引っ越し難民」を生み出し、創業家出身の深山英世(みやまえいせい)社長が引責辞任に追い込まれた。

 どうやら、当時、レオパレスの欠陥アパートは「伝説」と化していたようである。ひと月ほど前、この欄でレオパレスの「粉飾決算と家電不法投棄」について報じた。そのネット版の記事のコメント欄に次のような書き込みが見られた。

〈レオパレスといえば伝説が有名(コピペ)/ティッシュを取る音が聞こえてくるのは当たり前、携帯のポチポチが聞こえることも/爪切りの音も聞こえる/納豆をかき混ぜる音も/隣2部屋を借り、「これで防音ばっちりだ」と思ったがさらにその向こうの部屋の音が聞こえてきた(略)壁に画びょうを刺したら隣の部屋から悲鳴が聞こえた/地震が来たと思ったら隣の住人の貧乏ゆすりだった/スピードラーニングを聴いてたらその棟に住んでいる人が全員英語ペラペラになった〉

https://news.yahoo.co.jp/articles/6efd53cecfd00082eb3fdf78ae416f01dd96c06e