マッカーシー氏、共和党が下院を制した場合、ウクライナ支援を削減する可能性があると警告
次期下院議長の可能性もあり、支援意欲は減退していると判断
マッカーシー氏、債務上限を利用し削減を迫る方針を改めて表明
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-10-18/mccarthy-warns-gop-may-cut-back-ukraine-aid-if-party-wins-house

共和党のケビン・マッカーシー下院リーダーは、共和党が下院を支配した場合、来年ウクライナに対する米国の援助を撤回する用意があると述べ、
党内で高まる海外への関与を減らすべきという意見を反映させた。

「国民は不景気にあえぎ、ウクライナに白紙委任状を出すことはないだろう」とマッカーシー氏は火曜日掲載のPunchbowl Newsとのインタビューで語った。
"彼らはそれをしないだろう。"

ロシアの侵略と戦うウクライナを支援することは、今でも議会で超党派の支持を得ているが、
ドナルド・トランプ前大統領の「アメリカ第一」の姿勢に沿った共和党の一派は、武器やその他の支援を提供する米国の役割に疑問を呈している。
議会は5月にウクライナに対する400億ドルの支援策を可決したが、上院で11人、下院で57人の共和党議員が反対票を投じた。
9月に議会で可決された暫定的な政府資金調達法案には、さらに120億ドルの支援が盛り込まれた。

独立系アナリストによれば、11月の下院選挙では共和党が主導権を握る可能性が高く、そうなればマッカーシーが議長になる態勢が整っている。
上院はまだ未定だが、仮に民主党が上院を支配したとしても、下院で共和党が多数を占めれば、
ジョー・バイデン大統領の政策に水を差すことができる。

マッカーシー氏はインタビューの中で、バイデン政権がアメリカ南部国境の安全確保など、
共和党が優先すべき国内問題を無視していることが、支援縮小の理由の一つであると述べた。

"人々はそのことを重く考え始める "とカリフォルニア州選出の共和党員は言った。
「ウクライナは重要だが、同時にそれだけではいけないし、白紙委任でもいけない。

バイデン政権と議会民主党は、ウクライナへの援助は米国とNATOの同盟国の利益のためであり、削減すればロシアのプーチン大統領を増長させると主張してきた。