維新・吉村氏「当然ない」 教団側との「協定」 調査もしない方針
世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の友好団体が自民党議員に提示した「推薦確認書」をめぐり、大阪維新の会の吉村洋文代表（大阪府知事）は21日、記者団から大阪維新内で確認書を提示されたり、署名したりした議員がいるか問われ、「そんなことは当然ないと思っている」と述べた。今後、議員に確認するための調査も行わない考えも示した。
確認書は、選挙で支援する見返りに教団側が掲げる政策への取り組みを求めたもので、「政策協定」ともいえる内容だ。吉村氏は、「維新の会は、団体と政策協定を結んで選挙をやるというのは、そもそも統一教会に限らずやっていない」と説明。党内の調査についても、「ほかの団体ともやらないので、統一教会だけ（調査を）やる必要があるかなというのが今の率直なところ。特にやるつもりはない」と述べた。
その上で、「さすがにいないと思うが、もしも大阪維新のメンバーで政策協定をやっている地方議員がいるなら申し出てもらいたい」とも語った。
共同代表を務める国政政党の日本維新の会の対応については、「そこのかじ取りは馬場（伸幸）代表に任せたい」と述べるにとどめた。
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