9月末に日本海で行われた米韓合同演習に関する米軍の発表資料で、米側が日本海について韓国などが主張する呼称「東海(the East Sea)」と表記したとして、日本政府が東海を削除した上で、日本海と表記するよう米側に申し入れていたことが21日、明らかになった。
外務省が21日の自民党外交部会などの合同会議で行った説明によると、米インド太平洋軍と米太平洋艦隊は9月26~29日の米韓合同演習に関する発表で、本来は日本海と表記すべきところを「東海」「朝鮮半島東側海域」と記載した。
日本政府が米側に外交ルートで「国際的に確立した唯一の呼称である『日本海』を適切に使用すべきだ」と申し入れ、東海の記載は10月上旬に米軍のサイトから削除された。
ただ、その後の日米韓共同訓練に関する発表でも日本海の呼称は使われず、「朝鮮半島東側海域」「韓国と日本の間の海域」「日本と韓国の間の海域」と表記されているという。政府は米側に日本海の呼称を使うよう申し入れを続けている。
https://www.sankei.com/article/20221021-3Z3JVZ4JWNKHRIUSAI4PUX7HGU/