観光客を呼び込むために設置された高さ6メートルもの巨大な目印。大切な、それがぽっきりと折れてしまいました。どう修繕するか知恵を絞りました。
自動販売機の横に巨大な人形の頭…。いったいなぜ。
実は、本来ここにあるはずの巨大なこけしの頭。突然落下しました。
40年ほど前に100万円で作られたという「巨大こけし」。新しく作り変えようとしましたが…。
岩下こけし資料館・遊佐妙子社長:「新しくするには1000万円以上。再建は不可能だと」
肝心の頭がない「巨大こけし」。しかし、この姿がまさかの観光客を呼び込みました。
こけしの頭が置かれているのは、宮城県大崎市・鳴子温泉にある「岩下こけし資料館」。高さ6メートルもある「巨大こけし」。今年2月、雪の重みで突然頭が落ちてしまったというのです。
岩下こけし資料館・遊佐妙子社長:「何かが違うと思ったら頭がなかった。駐車場に入ったら、店側にあったので他に壊したものもなく、車にも人にもぶつかったわけではなくそれが一番ホッとした」
保険に入っていたので安心していた社長の遊佐さん。ところが…。
岩下こけし資料館・遊佐妙子社長:「看板を直すもの(保険)ではない。損害を与えた時の保険。物を壊したりとか」
修繕費用をどうするのか…。思案に暮れていたところに、客からこんな提案があったというのです。
岩下こけし資料館・遊佐妙子社長:「(クラウドファンディング)初めて聞いたのでそういう方法もあるのかと」
巨大こけしの修繕費用は約220万円。そのうちの100万円をクラウドファンディングで募ることにしました。
目標額の100万円は、スタートしてわずか2日間で達成。今では230万円を超えました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a743460d8ffdd2ff035ddb4c4ba68d24290d38d
https://i.imgur.com/8cf4xCo.jpg