警察官の肉体美に注目、ニセ電話詐欺防止訴え スポーツクラブで啓発、岐阜・多治見市
ニセ電話詐欺への危機意識を高めてもらおうと、多治見署が20日、コパンスポーツクラブ多治見南店（多治見市平和町）で啓発活動を実施した。警察官が鍛え上げた肉体を生かし、詐欺に遭わないための取り組みを伝えた。
喫茶店などで実施してきた広報活動「突撃モーニング作戦」の一環。今年4回目で、健康づくりに熱心な人をターゲットとし、啓発を印象に残そうと企画した。
プールとスタジオでの講話の途中、筋肉自慢の署員がシャツを脱いで登場。「還付金の手続きでATMに行って」など、詐欺の手口が書かれた板を掲げてポーズを決めると、歓声と拍手が起きた。同署の林武彦生活安全総務係長は「口コミを通じて対策を広めてもらいたい」と話した。
同署によると、管内（多治見、土岐、瑞浪市）では今年に入り9月30日までに16件（前年同期比10件減）のニセ電話詐欺が発生した。被害額は約1350万円（同約105万円増）だった。
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