板橋「丸鶴」は“しっとりチャーハン”を愛する者の聖地である【下町の町中華】
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岡山さん:今回これだけは言いたかったんだよね。「なんで世間の皆さんはパラパラチャーハン、
パラパラチャーハンっていうのか」って。聞かれても知らないでしょ? 前日に残ったご飯を、
どうやって処理しようかと。アルミの入れ物に入れて布巾をかぶせると硬くなるでしょ。
(その状態で炒めると)否が応でもパラパラになっちゃう。乾いてるからね。

── そうかもしれません。

岡山さん:残りもののご飯っていうのは、硬いところもあれば柔らかいところもあって、
水分があれば水分がないところもある。こればっかりは我々がなんぼ腕が良くても、素材が悪かったらダメ。

── だから、そこはやはり炊きたての米を使って炒めるわけですね。

岡山さん:ウチは1回で3升(1升=10合)炊くんですよね。ランチ用のはちょっと柔らかめ、
チャーハン用のは1割くらい固めにして両方炊いているの。

── チャーハン用として別に炊いてる、と。

岡山さん:本当のこと言えばね。だからウチはレタスにしたって、蒸留水の中に1時間以上
漬け込んで、乾かして冷蔵庫で水分を取るんだ。



最強の街場チャーハン! 『丸鶴』秘伝のレシピを大公開

いよいよ特別公開! パラパラと決別するためのレシピ
【作り方】
1.溶き卵を作る。空き缶に卵を落とし、箸で溶く。
2.中華鍋でラードを溶かす。
3.ラードが溶けた後、1の溶き卵を流し入れる。
4.ラードと卵が混ざり合うよう、お玉でかき混ぜる。この工程は半熟を目指す。
5.白飯を加える。
6.賽の目切りにしたチャーシューを加える。
7.卵、白飯、チャーシューが混ざり合うよう、そして白飯のまとまりができぬよう、お玉の重さを利用して全体を軽く押していく。
8.全体が馴染んできたら、加熱の偏りをなくすべく、鍋をあおる。
9.オイスターソースを加える。
10.コショウを振り入れ、ジャンユーを加える。
11.塩、旨味調味料(丸鶴ではキーパーを使用)を加える。
12.お玉で全体を混ぜ合わせる。
13.お玉にチャーハンを取る。まずはざっくりと取り、鍋肌を利用して残りもお玉にすくい取る。
14.六角皿を手に持ち、お玉を近づけ、お玉を返してチャーハンを皿へ半球状に盛りつける。
15.完成。ここまでの所要時間1分30秒。