日豪首脳会談などのため、オーストラリアを訪れていた岸田総理大臣は、一連の日程を終え、日本時間の22日夜10時45分ごろ、帰国の途につきました。

21日からオーストラリア西海岸の都市、パースを訪れていた岸田総理大臣は22日、アルバニージー首相と会談しました。

会談を経て両首脳は、中国などを念頭に、日豪両国や周辺地域に影響を及ぼしうる緊急事態の際に、相互に対応措置を検討することを明記した安全保障協力に関する新たな共同宣言に署名しました。

また、首脳会談では、LNG=液化天然ガスやレアメタルなど、資源エネルギーの安定供給に向けた協力を進展させていくことでも一致しました。

このあと、岸田総理大臣は、記者団に対し、「安全保障環境が厳しさを増す中、基本的な価値や戦略的な利益を共有し、日本経済にとっても特に重要性を持つ豪州と、安全保障・防衛分野や資源エネルギー分野での協力を確認でき、大変、重要な訪問だった」と述べました。

一連の日程を終えた岸田総理大臣は、日本時間の22日夜10時45分ごろ、政府専用機でオーストラリアを出発し、帰国の途につきました。

政府専用機に不具合 予備機に変更
政府関係者によりますと、オーストラリアのパースを訪れている岸田総理大臣は、搭乗を予定していた政府専用機に不具合が見つかったため、予備機に変更して帰国することになりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221022/k10013867581000.html
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