「アンチャーテッド」や「The Last of Us」で知られるノーティードッグが、今後PC版の発売にも注力していくことを示唆
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PC版『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』の発売が転換点となった



ノーティードッグは、PC版『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』の発売を「大きな転換点」であるとし、今後、PC版の展開にさらに注力していくことを示唆した。

同スタジオのバイスプレジデントを務めるクリスチャン・ガーリングはブログで(PS.Blogで翻訳記事が読める)、PS5が最重要プラットフォームであることに変わりはないが、PCでゲームを発売することでまったく新しいプレイヤーを獲得することができると語っている。

ノーティードッグはIron Galaxy Studios(『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』のPCへの移植を担当)とのパートナーシップを活用してPCでの開発を学んだとのことで、ガーリングは「ノーティードッグのゲームをPCで発売することについて、かつてないほど展望を持てるようになりました」と述べている。


「今後『The Last of Us Part I』をPCで発売することについても楽しみにしていますし、ゲーム開発の方法にPC向け開発を追加することは、メインプラットフォームであるPS5の重要性を損なうものではまったくなく、長い目で見てチームの利益となるとも知ってワクワクしています」

「『アンチャーテッドトレジャーハンターコレクション』の発売は、ノーティードッグにとって重要な転換点です。人気のシリーズをこれほどたくさんのプレイヤーにお届けできることを嬉しく思います」

「そのなかで、PS5向けに制作するゲームにPC版発売のオプションを加え、さらに現在・未来の双方のプレイヤーの異なる要望を満たす方法を理解する機会を、ノーティードッグにもたらしてくれました」

これですべてのノーティードッグの新作がいずれPCでも発売されるようになるとは限らないが、可能性はかなり高くなっただろう。ソニーも新レーベル「PlayStation PC」を立ち上げ、PC移植を専門とするNixxes Softwareを買収するなど、PCでの展開に力を入れている。
また最近では、ファーストパーティーソフトへの投資とともに、複数のプラットフォームでソフトを発売することも事業成長の主要な戦略であり、今年度だけでPCゲームで3億ドルの収益を見込んでいることを明かしていた。

「アンチャーテッド」がPlayStation最大のシリーズであることを考えると、PC版『アンチャーテッドトレジャーハンターコレクション』の発売はたしかに重要なことだが、『ゴッド・オブ・ウォー』や『Marvel's Spider-Man』などほかの主要なファーストパーティーゲームもPCで大きな成功を収めている。また、スピンオフタイトルの『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』も2022年11月19日にPC版が発売され、『The Last of Us Part I』も近いうちにPC版が発売される予定だ。