民家や保育園などに忍び込み、現金などを繰り返し盗んだとして、埼玉県警は21日、埼玉県三郷市、会社員の男(36)(窃盗罪などで公判中)を窃盗や住居侵入などの容疑でさいたま地検川越支部に追送検した。すでに起訴されたものと合わせ、埼玉、東京、千葉、茨城の1都3県で計141件(被害総額約2265万円)の窃盗事件に関わったとみている。

 発表によると、男の追送検容疑は2016年1月8日~22年5月7日、春日部市の民家など138か所に侵入し、現金計約2044万円や財布など計1162点(時価約214万円相当)を盗んだ疑い。調べに対し、「遊興費や生活費欲しさだった」と容疑を認めているという。

 男は単独で犯行に及び、住民に気づかれないように民家の窓は割らず、事務所・店舗の窓を割るときは工具を現地で調達してすぐに捨てる、盗んだ物は売らない、覆面パトカーのような車両がついてきたら盗みを休むといったルールを設けていたという。

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