21~22日の政府・日銀為替介入、過去最大5兆5000億円規模か

政府・日本銀行が21日深夜~22日未明に実施した円買い・ドル売りの為替介入額が5兆5000億円規模と推計できることが、わかった。1回の円買い介入額としては過去最大となる。

正式な規模は、財務省が月末、1か月分の為替介入の実施実績として、公表する。日銀の公表資料を基に、民間金融機関が日銀に預ける当座預金の増減から推計した。政府・日銀が9月22日に実施した円買い為替介入(2兆8382億円分)を上回る規模だ。

 日銀が24日公表した当座預金残高の25日見通しは「財政等要因」の増減が「マイナス1兆1800億円」で、市場の事前予測の「プラス4兆3000億円」を下回った。為替介入は日銀の円買いによって民間金融機関から資金が動くため、当座預金に影響が出る。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221024-OYT1T50168/