韓国のパン工場で死亡事故「パン屋が夢…2人1組だったら機械を止められたのに」

SPC系列のパン生地工場で20代の労働者が死亡 
高校で製パン専攻、卒業後パリバゲットに就職 遺族「少女家長」世論に難色…「平凡な20代」

 まだ幼さの残る遺影の前には飲み物の缶がひとつとカラフルなゼリーがいくつか置いてある。
重い白黒の葬儀において唯一色が感じられるものだ。
今月15日にSPC系列のパン生地工場で事故にあい死亡したAさん(23)と交際していたBさん(25)が買ってきたものだ。
「生前、好きだったものです」

 「週52時間勤務のため、週に1日は早く退勤しなければならないのですが、
あの日(事故当日)は私が先に退勤したんです。本来なら朝8時に一緒に退勤していたはずなのに…」。
Bさんと死亡したAさんは同じ工場の同僚だった。
事故が発生した日も前日午後8時から「12時間の2交代」の夜間勤務を共にしていた。

 いつもなら一緒に退勤していたはずだった。だが15日午前5時、
Bさんは勤務時間管理を理由に早く工場を出た。
Aさんは勤務開始から10時間たっていた午前6時20分ごろ、
サンドイッチソースを配合する機械に体が挟まれる事故にあった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f90fcd74f7c86cd2ab0b75ae40c434b9abb2cc6

 2022年10月15日、SPC系列会社であるSPL工場で23歳の女性が死亡した。
サンドイッチソースを作る撹拌機にエプロンが巻き込まれたそうだ。
パン職人になることが夢だった彼女は、皮肉にもパンを製造する機械に命を絶たれてしまった。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/72377