「団派」の排除完了…! 習近平「超一強体制」の中国で「21世紀の毛沢東時代」が始動する

https://news.yahoo.co.jp/articles/a1a32e4e33b25d00cb1e4dd75b5d2c47c45f8683

毛沢東時代への先祖返り

 かくして習近平総書記の「超お友達内閣」が発足した。
内政においては李克強首相、王岐山副主席、劉鶴副首相、外交においては楊潔?党中央政治局委員といった、時に耳の痛いことも伝える側近が、全員引退。
代わって入ってきたのは、「お追従軍団」だった。

 こんな最高幹部メンバーで、果たして世界最大14億の人口大国、世界第2位の経済大国(アメリカの8割規模)、同じく世界第2位の軍事大国(軍事費はアメリカの3分の1規模)を率いていけるのだろうか。

 また今大会を通じて、「習近平総書記がすべてを決める」体制を整えたが、習総書記は神様ではなく、来年には古稀を迎える「高齢者」である。
内政から外交まで、万事適切に一人で差配していけるのだろうか?
 「アジアの貧国」だった毛沢東時代とは違うのだ。

 私はこの10年、習近平総書記の公の席でのスピーチなどを、ほぼすべて注視してきたが、習総書記がこれまでやってきたこと、及びこれからやろうとしていることは、ほとんどが崇拝する毛沢東元主席の「マネゴト」である。