秋田県大仙市で、「中仙ジャンボうさぎ」と呼ばれる食用うさぎの見ばえなどを競う、「全国ジャンボうさぎフェスティバル」が開かれた。大きいもので9キロ超になるうさぎと市民が触れ合う場も設けられ、多くの親子連れなどでにぎわった。
 品評会には県内外の生産者15人が約50匹のうさぎをエントリーした。審査に当たり、畳に乗せられたうさぎは生産者になでられ、うとうとしつつお座り。その間、審査員が毛並みなどを触れて確かめていた。
 今回体重部門で優勝したのは、農家戸沢操さん(75)の「あずさ1号」(9.9キロ)。他部門で優勝を逃したため、「あまりうれしくない。来年は毛質をよくしたい」と謙虚に語った。
 中仙ジャンボうさぎは秋田県の独自品種。大仙市によると、生産者の高齢化が進行し、飼育がさかんな中仙地区では2008年、13軒で351匹飼われていたが、20年には6軒、85匹と減少が続いている。

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