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椎名林檎「ヘルプマーク」酷似デザイン騒動の背景…アーティストの社会性のなさも一因か
歌手の椎名林檎(43)のアルバム「百薬の長」の特典グッズが「ヘルプマーク」そっくりで炎上していた問題。販売元の「UNIVERSAL MUSIC STORE」が、アルバムの発売を延期する騒動に発展した。
椎名林檎「ヘルプマーク酷似グッズ」炎上も沈黙…カリスマがスタイルを貫くことの難しさ
くだんのグッズは、赤地に白い十字マーク、その下に林檎のデザインがあしらわれており、東京都が制定した障害や妊娠などで援助や配慮を必要とする人のための「ヘルプマーク」(赤地に白い十字マーク、その下は白いハートマーク)とソックリだった。
ユニバーサルは「デザインについて改めて弊社で検証しましたところ、法令の確認を含めた各種チェックが不十分であったこと、また、日本赤十字社及び東京都福祉保健局からも各マークの使用規定などについてご指導を頂きましたことなどを踏まえ、このたびの決定に至りました」と説明している。
椎名林檎といえば、もともとナース姿のコスプレで歌い、パッケージに赤十字のマークのデザインをあしらったグッズなども販売しており、今回のデザインもその延長線上にあるとの見方もある、一方で、SNS上では、「さすがにアウト」「ヘルプマークつけるの怖くなった」などと困惑や不快に思う声が上がっている。音楽業界に精通するある関係者はこう話す。
「奇をてらってやったものと思いますが、これは完全にアウトでしょう。やらかしてしまった。政治家の失言と同じです。椎名さん自身の発案かスタッフの発案かは分かりませんが、いずれにせよ、最終的にOKを出しているのは椎名さんのはずです」
■何かに突出している人は何かに欠落している
しかし、「これは持論ですが」としたうえで、この関係者は続ける。
「一般的にアーティストに社会性に欠ける人は少なくありません。何かに突出している人は何かに欠落しているわけで、人気のある人ほどそういう傾向は強い。クリエーターとして椎名さんもエッジの利いた活動をしてきた人ですから、周りも思考停止していたのかも知れません。創作の現場ですから、ギリギリを狙って作るのは分かりますが、周りに“それはマズい”とアドバイスしたり、コントロールする人がいなかったのでしょうか。甚だ疑問です」
十字マークの部分が差し替えられた新たなデザインも発表されたが、今回はさすがに一線を越えてしまったようだ。