可燃ゴミを掴んだ途端に血が吹き出て…「触るなーーっ」日本で一番有名なゴミ清掃員が語る、人間性を疑う“けしからんゴミ”
マシンガンズ滝沢秀一さんインタビュー#2



――ゴミ置き場が汚い会社が潰れるというのは、ゴミに民度や社風が出るということですか。

滝沢 使っていないものはゴミとして出てこない。「出口」は嘘をつきません。「本麒麟」が本当に売れていることも、ココナッツオイルが飽きられたことも、日々ゴミを見ていると全部わかるんですよ。



――お金持ちほどモノに溢れた生活をしていそうですが、ゴミは多くないと。

滝沢 はい。一般的な住宅のほうが、ゴミの量は圧倒的に多いです。ファストファッションや100均の影響もあって、みんなバンバン買ってバンバン捨てるんですよ。緊急事態宣言期間中は100均のプラスチックカゴを死ぬほど回収しました。あとは梅酒の瓶。日本人は梅酒の自作を禁じられたのかと思うほどの量でしたね。

――プラスチックカゴも梅酒の瓶も、買ったはいいけど結局ほとんど使わずホコリをかぶっていそうなものですね。

滝沢 金持ちのゴミが少ないのは、本当に欲しいモノしか買わないからじゃないかと思いました。高級住宅地からは大量の缶チューハイも出てこないし、爪切り7つとかも出てこない。「安さ」でモノを買わないし、たぶん室内が整理整頓されているから、無駄な買い物もない。で、その傾向はバブルのときも今も変わっていないんです。

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