職場の同僚、どう呼ぶ? ニックネーム・「さん」付け…ルールを決めた企業に理由を聞くと(withnews)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb05815d33e1adc775e4479bdd53ce999124f10e
職場の人たちをどう呼んでいますか。「さん」付け? ニックネーム? ルールを決めている会社もあります。えっ会社で? と驚く人がいるかもしれません。でも、実際に呼び方を決めている企業に聞いてみると、好評なようです。どんなルールなのか、なぜ決めているのか……。(朝日新聞校閲センター・本田隼人)
【校閲マンガ】見逃した「元」の肩書、締め切りに追われて…校閲者の日常を描くマンガ
好きな食べ物からニックネームも
ビフィ、ダンボ、おきょう……。こんな言葉で職場の人を呼んでいる会社があります。
ウェブマーケティングの「フォノグラム」(広島市)。ここでは、ニックネームで呼び合うことがルールです。
導入したのは2003年の会社設立から数カ月経ったころ。事業が軌道に乗り、新規採用を始めたのがきっかけです。
設立時からいる創業メンバーと、新たに採用した人の間に壁ができないように。そんな思いからでした。
仕事やプライベートについて「相談していいのかな?」と迷うことは多くの人にあると思います。
ニックネームはその壁を取り除くツール。「呼び方一つですが、心理的ハードルを越えやすくなっているよう。話しかけやすいという声が多い」。創業メンバーの河崎文江代表はこう話します。
命名のルールは他の人と重ならず、先輩社員がつけること。もちろん本人も納得して、楽しんでいます。
好きな食べ物や、期待する役割から名付けるケースが多いよう。
ちなみに河崎さんは「ハーチィ」。由来は、好物がギョーザ→その本場が中国→河崎を中国語読みするとハーチィ、というわけです。
冒頭に登場したビフィは、ビフィズス菌のように社内を整える力を発揮してほしい、という期待から。
ダンボは、愛用のヘッドホンから連想される大きな耳で話をよく聞く人に、という思いを込めて。
おきょうは、出身地が山口県でお酒好きなので、山口の地酒「五橋(ごきょう)」をもとに命名しています。
ずいぶん、くだけた印象も。先輩も本当にこれで呼ぶのだろうか? 半信半疑で尋ねてみると、「全員、ニックネームです」と河崎さん。
(以下略