世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は27日、テレビ番組などにコメンテーターとして出演した際の発言が
名誉毀損(きそん)に当たるとして、新たに日本テレビとジャーナリストの有田芳生氏、TBSラジオと紀藤正樹弁護士を
東京地裁にそれぞれ提訴した。
損害賠償請求額は計約3300万円。
教団は既に読売テレビとTBSテレビ、紀藤氏ら弁護士3人を提訴している。
 
訴状によると、有田氏は8月放送の日テレ情報番組「スッキリ」で、「霊感商法をやってきた反社会的集団だというのは
警察庁も認めている」などと発言。紀藤弁護士は9月のTBSラジオで「暴力団がお金を統一教会に渡している」などと話した。
教団側はいずれも事実無根だとしている。
 
記者会見した近藤徳茂総務局副局長は「提訴は正当な権利行使だ」と強調した。
一方、有田氏は「教団によるスラップ(どう喝)訴訟に断固として闘っていく」とし、
紀藤弁護士は「言論の萎縮を狙った訴訟で許しがたい。訴訟の中で真実を明らかにしていく」とコメントした。 

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