産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「大和ハウス杯 第61期十段戦」の本戦トーナメント2回戦が27日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、藤沢里菜女流本因坊(24)が林漢傑(りん・かんけつ)八段(38)に黒番中押し勝ちし、前期に続き準々決勝進出を決めた。
七大タイトルの本戦に進んだ女性棋士は、小林泉美七段(45)や上野愛咲美女流立葵杯(21)ら12人(19例)いるが、勝利したのは藤沢女流本因坊のみ。平成31年の天元戦、昨年の十段戦、今年の天元戦2勝に続く5勝目となった。
藤沢女流本因坊は「ベスト4入りがかかるのは3度目。3度目の正直になるようにしたい」と語った。
藤沢女流本因坊は23日の第41期女流本因坊戦五番勝負の第2局を、持ち時間4時間のうち1時間36分残して勝利。この日も相手のミスに乗じ中盤で優位に立つと徐々にその差を広げ、持ち時間3時間のうち1時間21分を残す快勝だった。
https://www.sankei.com/article/20221027-45APQ6NLI5O23GJR3IYZDKLEKQ/
https://number.ismcdn.jp/mwimgs/0/5/750wm/img_05879da555441c4d6226bea3a0d9f986152030.jpg