https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tut/182172?display=1

2022年10月25日(火) 15:00

富山県黒部市で行方不明届が出されていた子ども2人を22歳保育士の女性が保護しました。最初はとまどったといいますが、子どもが巻き込まれる事件や事故が頭をよぎり…。

保育士 松木あすかさん:
「ここら辺で声をかけました」

富山県黒部市の保育士、松木あすかさん22歳。松木さんは10月6日午後8時すぎ、仕事を終え車で帰宅する途中、歩道を行く小学生らしき男の子と女の子を見かけました。

見かけた場所は、市街地から郊外に向かう寂しい県道。田園地帯の中にあり、北陸自動車道の黒部インターがあるほか目立った集落もありません。

松木さん:
「最初あの信号のもっとあっち側で、『小さい影が2つあるな』とは思ったんですけど、1回通り過ぎたけど気になって戻って。周りに人がいなかったのと、午後8時くらいで暗かったのでおかしいなと思って」

街灯が少ない割に行き交う車が多く、小さな子どもが事故に遭ってもおかしくない時間帯。

警察によりますと、午後5時半ごろ、9歳の男の子と8歳の女の子が『2人で外に遊びに行く』と言って外出したまま、どこにも姿がないとして家族から行方不明届が出されていました。

子どもたちが外出して2時間半、時刻は午後8時すぎ…。

■気になって現場を3往復…

2人が歩いていたのは自宅から5キロも離れていた県道の歩道。

暗がりを歩く子どもの姿に一旦は通り過ぎたものの、気になりはじめた松木さん。
何でもなければ、ただのおせっかいかも…。

結局、車で3往復し、子どもたちの様子をうかがいます。そして…。

松木さん:

「最初声かけたとき『どうしたの』って聞いたら『散歩しとる』って言ったから、やっぱりおかしいなって思って」