“親ロシア”広がるアフリカでいま何が?傭兵部隊ワグネルが暗躍?
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2022/10/28/26082.html
“傭兵部隊”が関係強化の切り札
マリで“フランス離れ”が進む中、存在感を強めてきたロシア。
過激派対策としてロシア製のヘリコプターなどの兵器を送り、マリとの軍事的な協力を進めてきた。
さらに、関係強化の切り札として派遣されたと指摘されているのが、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」。
これまでシリアやウクライナなど紛争地で活動してきたとされる、ロシアのいわば“傭兵部隊”だ。
マリ軍とともに過激派の掃討作戦に加わる一方、市民の犠牲もいとわないとして人権侵害が指摘され、
国際的な懸念が高まっている。
スウェーデン国防研究所によると、マリに加え、アフリカの少なくとも6つの国にロシアはワグネルを派遣しているとされる。
その多くが強権的な政権で、それを支えることで、ロシアとの関係強化につなげるねらいも指摘されている。