「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービス社長だった大東(おおひがし)隆行さん(当時72)が2013年12月に射殺された事件で、特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の田中幸雄容疑者(56)が殺人容疑で京都府警に逮捕された。
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関係者によると、田中容疑者は福岡県出身。都内の大学を中退後、旅行会社などに勤め、主に関西地方で働いていた。関係者は「暴力団としては珍しい経歴」と話す。
その後、工藤会の傘下組織を紹介してもらったことを機に、構成員になったと言われている。13年の事件当時、工藤会で主要組織の幹部を務めていたという。
■口が堅いとの評判、組織内で信用集めたか
福岡県警OBなどによると、田中容疑者は口が堅く、警察官を前にすると「差し支えがあります」「その件は差し控えます」と、応じる気配を見せないという。そうした姿勢が組織内で信用を集めてきたという見方もある。
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