世界初「錦鯉サミット」 11月に新潟で開催 盛況な国際市場で存在感示す
世界初となるニシキゴイの国際会合「世界錦鯉サミット」が11月、新潟市で開かれる。
ニシキゴイの飼育は欧米やアジアを中心に世界的ブームになっており、1匹2億円で取引された例もある。
右肩上がりの輸出をリードするのは新潟県で、日本の総輸出額のほぼ半分を占める。サミットでニシキゴイ発祥の地、新潟県を国内外にアピールするとともに、品種の定義を確定させるなど、活況な市場を健全に成長させる狙いがある。
ニシキゴイの代表的な品種の一つ「紅白」(新潟県提供)
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赤、白、黒、金、銀など鮮やかな色彩を放つニシキゴイは、江戸時代の18世紀後半、現在の新潟県長岡、小千谷、魚沼各市で誕生したとされる。
いずれも豪雪地帯で、冬期のたんぱく源としてコイを飼育。突然変異で色付きが現れ、観賞用に売られるようになったのが始まりとされる。
価格はピンキリだ。1匹500円から、平成30年のオークションでは約2億円で落札されたものもある。
海外でニシキゴイブームが続いており、約2億円で落札したのも中国の愛好家とされる。品評会で優勝したコイともなると、海外の富裕層が数千万円で普通に買っていく。見た目の美しさもあり、〝泳ぐ宝石〟と呼ばれている。
https://www.sankei.com/article/20221024-A6SZGXS6VFP5BNPT5JFS7C4C7I/