「ノリで差別、に気持ち悪さ」 見えにくい問題に斬り込むZ世代(毎日新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/05f638afe5c6fd17d86eff7a33e2ae47635ff9e7

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「差別を無意識的に許容している日本社会の空気感に驚いた」。そう語るのは、同団体を設立した東京大学4年のトミー長谷川さん(22)だ。父が英国人、母が日本人のトミーさん。7歳から18歳まで英国で過ごした後、東大に入学し、すぐに強い違和感を抱いたという。「日本人の同期生たちが、一種のノリと勢いで、障害者を差別する言葉を笑いながら使う環境が気持ち悪かった」

感じた「気持ち悪さ」とは、その言葉が持つ差別的な意味を十分理解せず口にしていること、そしてそのおかしさを誰も指摘しないこと。「その空気感が非常に居心地悪かった」とトミーさんは話す。

トミーさんは英国在住当時、国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナルに所属し、難民に対する募金活動などに取り組んだ。「英国では差別主義者たちが明らかな悪意の下で差別発言を繰り返すが、社会の拒否反応も強い。一方、日本では悪意を持って差別する人が少ない半面、無邪気に面白がって差別的な言葉を使う人、そしてそれを許容する人が多いと感じる」と話す。

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