具体的な内容は以下の通りだ。
(1)ロシアが一方的に併合したウクライナ4州については、国連の監視による選挙を通じて改めて住民の意志を問い、住民から「ノー」の意志が示されればロシアは立ち退く。
(2)ロシアが2014年に強制的に自国の領土としたクリミア半島を正式なロシアの一部として承認し、クリミアへの水資源供給を保障した上で、ウクライナが中立を堅持する。
ウクライナのゼレンスキー大統領はこの提案に猛反発したが、ロシアは「とても前向きだ」と歓迎した。 マスク氏はウクライナ支持派を自認している。
マスク氏がCEOを務める米宇宙開発企業スペースXは、ウクライナにスターリンク(人工衛星を使った高速ブロードバンドインターネットサービス)を無償で提供し(これまでに8000万ドル以上の費用を負担)、
ロシアの侵攻を受けたウクライナの通信の早期復旧に貢献した実績がある。
そのマスク氏がウクライナ側の不評を買うことを承知の上でこのような提案を行ったのは「ロシアの人口はウクライナの3倍以上で、ウクライナが全面戦争で勝利する公算は乏しい。
何百万人もが必要のない死を迎えてしまうことを本当に心配している。ウクライナ国民の身の上を案じるならば和平を求めるのが当然だ」と考えたからだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/314f9e3881d6998dee8b8ba029f4445b1e590854?page=2