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退職時に言えなかった「本当の退職理由」…1位は「職場の人間関係が悪い」 どうして正直に伝えなかったの？その気になる理由
みなさんは、勤め先を退職する際、本当の退職理由をいえなかったことはありますか。エン・ジャパン株式会社が運営する総合求人サイト『エン転職』のユーザー1万432人に聞いたところ、約4割の人が「本当の退職理由を伝えなかった」と回答しました。また、「会社に伝えなかった本当の退職理由」については「職場の人間関係が悪い」「給与が低い」などに回答が集まったそうです。
2022年8月～9月の期間に「本当の退職理由についてアンケート」と題して実施された調査です。
同調査によると、84％の人が「退職経験がある」と回答。また、退職経験が「ある」と回答した人に「退職する際、本当の理由を伝えましたか」と聞いたところ、「伝えた」と回答した人は57％、「伝えなかった」は43%という結果になりました。
さらに、「退職報告する際、会社に伝えた退職理由」を聞いたところ、「新しい職種にチャレンジしたいため」（30％）、「別の業界にチャレンジしたいため」（18％）、「結婚など家庭の事情のため」（15％）といった回答が上位に並びました。
次に、「退職報告をする際に本当の理由を伝えなかった」と回答した人に「会社に伝えなかった本当の退職理由」を聞いたところ、「職場の人間関係が悪い」（35％）、「給与が低い」（34％）、「会社の将来性に不安を感じた」（28％）などが上位に。
これを年代別にみると、20代は他の年代に比べて「仕事内容が合わない」（20代：26％、30代：20％、40代：15%）、「残業・休日出勤が多かった」（20代：25％、30代：21％、40代：11%）などが多いことから、年代別で、仕事に対する価値観や重要視するポイントが異なることがうかがえたといいます。
また、「会社に本当の退職理由を伝えなかった理由」については、「円満退社したかったから」（43%）、「話しても理解してもらえないと思ったから」（36%）、「言う必要がないと思ったから」（27%）、「建設的な話し合いにならないと思ったから」（23％）といった回答が上位に並びました。なお、それぞれの理由について回答者からは以下のようなコメントが寄せられたそうです。
【「円満退社したかったから」と回答した人】
▽業界での横の繋がりがあるため、本当のことを言ってしまうと転職しづらくなるため円満退社をした（33歳女性）
▽退社したい意志は変わらず、退社日まで穏やかに円満に過ごしたかったから（33歳女性）
【「話しても理解してもらえないと思ったから」と回答した人】
▽上司のワンマン部署のため話しても理解されない、もしくは不当な扱いを受ける可能性があったため（28歳女性）
▽辞める人間が何か言って会社が変わるとは思わないし、言って波風立てるのはお互いに良くないと考えたから（39歳男性）
【「言う必要がないと思ったから」と回答した人】
▽残る人の気を悪くする必要はないと思ったから（36歳男性）
▽話してもすぐに改善される気がしないと感じたため（24歳男性）
【「建設的な話し合いにならないと思ったから」と回答した人】
▽いじめが横行し、助けを求めていても助ける気配がなく、全社的にモラハラ・パワハラに対して改善する意識がないように感じたため、話し合いをするより、自分を守るために退職した（29歳女性）
▽自分の中では退職は決定事項だったが、過去に先輩が退職するときに話し合いが長引いて苦労している姿を見て、余計なことは言わないようにした（29歳女性）
