女性声優の体調不良での休養、増加の理由 原因は「求められること」の過度な多様化か

体調を崩す女性声優があまりにも多い

 2022年11月1日、『ウマ娘 プリティーダービー』のサイレンススズカ役などで知られる声優の高野麻里佳さんが、適応障害と診断されたため一部の活動を制限すると発表がありました。また、声優の楠木ともりさんは指定難病のエーラス・ダンロス症候群(関節型)であることを公表し、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の優木せつ菜(中川菜々)役を、2023年3月末をもって降板すると発表がありました。

 エーラス・ダンロス症候群の関節型は大きな動きを行なうと身体にダメージが生じやすくなる病気のため、ダンスを伴うアイドル声優としての活動は確かに難しくなるでしょう。声の演技やトークなどは継続できるのが不幸中の幸いです。とはいえ、厳しい競争を勝ち抜いて獲得した大事な役を降板しなければいけない無念は察するに余りあります。

 近年、体調を崩す若手女性声優のニュースが増えています。2022年6月には『アクセル・ワールド』の黒雪姫役や『ウマ娘』のサクラバクシンオー役で知られる三澤紗千香さんが一時休業し、8月に復帰しています。

 その他にも体調不良を訴える女性声優は数多く、月に数人は体調を崩し静養を余儀なくされるというニュースが流れてきます。はっきり言って異常な状態です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f96cae608074adc9d298885ea5f68b53c37a122