福島県いわき市が、過疎地の住民のためにワゴン車を利用した巡回「移動市役所」の運用試験をしている。これ1台で各種証明書の発行、届け出や申請などの手続きからオンラインでの行政相談も出来る。導入のきっかけの一つに、かつて「日本一」だった市域の広さもあるという。 試験は2020年度から開始し、機器を付け加えたり、訪れる地域を増やしたりして利用状況やニーズを探ってきた。来年度から本格運用する。住民票、納税や印鑑などの証明書発行は車内の端末で本庁とデータ通信し、その場で印刷。マイナンバーカードの申請も可能で、顔写真撮影用のスクリーンも積んでいる。行政相談はオンラインで直接、本庁などにいる担当者と話すことが出来る。
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