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■ 昔からの味に会える店

 現在の店主、布生 香代子さん(75)と次女の雅子さん(47)に聞きました。

 Q 1914(大正3)年の創業だそうですね。
 A この建物は明治時代に建てられたものです。1914(大正3)年に正式に営業許可を取得し、この年が創業年になっています。当時より大阪などから訪れる人が多く、名張に10軒ほどあった料理旅館も繁盛していたようです。

 Q当初から鰻と鯉の料理を看板メニューにしていたんですか?
 A 新鮮な鰻を使った「かば焼き」は、関西風の腹開きではなく関東風の背開きです。これに串を打って蒸すのが関東風ですが、当店では蒸さずに関西風に直焼きし、昔ながらのタレを付けてお出ししています。
 「鯉こく」も関東では八丁味噌や信州味噌を使いますが、当店では代々、白味噌を使っており関西風の味にしています。