20代日本人がウクライナで志願兵に 報道見て「助けたいと思った」

ロシアが侵攻を続けるウクライナで、多くの外国人志願兵がウクライナ軍とともに戦っている。

 そのうちの一人だという、20代の日本人男性が前線から朝日新聞のオンライン取材に応じた。

 男性は北東部ハルキウ州の要衝イジュームで約3カ月、従軍したと証言。朝日新聞は男性がウクライナ国防省と交わした契約書を確認した。男性はウクライナ人と外国人の混成部隊に所属し、前線に掘った塹壕(ざんごう)から数キロ先にいるロシア兵の動向を監視する任務などに就いた。10月上旬に別の任地に移動したという。

 男性には、自衛隊などでの訓練の経験はなかったという。なぜ、危険を冒して志願したのか。「昔から考えるより先に行動するタイプ」で、ニュースで女性や子どもが大勢犠牲になっているのを知り、「助けたいと思った」という。

 ロシア軍が侵攻を始めた3日後の2月27日、ウクライナのゼレンスキー大統領は外国から志願兵を募ると発表。クレバ外相は3月6日、52カ国から2万人以上が志願したと主張した。

 一方、日本政府はウクライナへの渡航は目的を問わず控えるよう求めている。志願兵としての渡航は私戦予備罪にあたりかねないとの指摘もある。(根本晃)

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/23155769/
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