日本ハムの新庄剛志監督(50)が秋季キャンプ(7日から、沖縄県国頭村)で珍トレーニングを導入する。「逆回りの野球をやらせたいなって。右バッターが打ったらサードに走る。左バッターもサードに走るっていう野球をやってみようと思って。紅白戦で」とぶち上げた。

 右打者も左打者も、打ったら一塁に走るのが当たり前。それが打った瞬間、三塁に走る。内野手は捕ったら三塁に送球?。見た目にもユニークな紅白戦を実戦するという。その意図は?

 「走り打ちにならない。左は。しっかり振ってサードに走る。右バッターの場合は走り打ちでアウトコースのボールをコンって。ヘッドの使い方とか、何かきっかけをつかめたら面白いかなって」。そう説明した。

 特に左打者にしっかりとした打撃を身につけさせることが狙いだった。「コンって走り打ちするバッターが嫌で。サードに走るなら、こういう打ち方になるから」とバットを振り切るしぐさを披露。左打者の当てに行く打撃を矯正することが狙いだった。

 「左バッターに対してはそういうアイデアは現役のときからあった。もったいないなって。例えば細川君とかね、ぽんと当てるバッターに対して面白いかなと思います」と話す。

 この秋は実戦重視の練習を重ねる。「もう実戦で、こういうケースはこういうふうなことをやってほしいと。1日で守備なら守備だけの日とかを作らせる」と予告した。

 監督就任から初めて指導したのが昨年の秋季キャンプ。遠投で低い球を遠くに投げさせる練習など、当時は基本的なアドバイスを送った。2年目を迎えて、逆回り野球など奇想天外な練習を取り入れながら実戦漬けで鍛え上げる。

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