東京都内で暴行を加えて意識不明にした同僚男性を北九州市の男性宅に放置したとして、警視庁は8日、東京都武蔵村山市の会社員の男(49)を傷害と保護責任者遺棄容疑で逮捕し、発表した。男は容疑を認め「男性がうそをついたことにかっとなって手が出た」と話しているという。車に監禁して北九州市まで運んだ容疑で10月に逮捕されていた。

捜査1課によると、男は10月14日夜~翌15日朝、自宅アパートで一緒に酒を飲んでいた同僚の男性(40)の顔面を殴る蹴るなどして外傷性くも膜下出血などの重傷を負わせたうえ、17日未明、車で移動した北九州市の男性の自宅アパートに男性を放置した疑いがある。男性は現在も意識が戻っていないという。

男は男性の自宅アパートに着く前日の16日正午ごろに北九州市に到着していたが、意識不明の男性を車内に残したまま友人とバーベキューに行っていたほか、居酒屋でカラオケをしていた。

男は同課の調べに対し、「救急車を呼んだら警察に暴行がばれて逮捕される。逮捕されないで遊びたかった」などと供述しているという。(岩田恵実)

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