分ける派とかける派について、ハウス食品が2016年に行ったWEBアンケート「シチューとごはん ごはんと分ける?ごはんにかける?」では、全国で分ける派が58%、かける派が42%という結果に。そのなかでも沖縄県では7割がかける派で、東北地方では分ける派とかける派が5対5と、全国平均に比べてかける派が多いという特徴的なデータが出た。

「沖縄でかける派が多い理由は、タコライスやチャンプルーなど、調理したものを混ぜて食べる文化が根付いているからではないかと想定しています。そのため、シチューも“混ぜる料理”としてご飯と一緒に召し上がるのかもしれません。また、東北ではきりたんぽやせんべい汁など、汁物に炭水化物を入れる料理が多いため、ご飯にかけるのに抵抗が少ないのかもしれませんね」

逆に分ける派が多いのが関西地方。特に奈良県では7割の人がシチューとご飯を分けて食べるという。関西に分ける派が多い理由ははっきりとわかっていないが、田村さんは「おばんざいをはじめとした“お皿を分ける料理”が多いため、かけることに抵抗があるのでは」と推測している。

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