大量のかぜ薬を万引きしたとして警察は8日、福岡市東区に住む少女（16）と男子中学生（14）を窃盗の疑いで逮捕しました。少女は「大量に服薬したら高揚感を得られる」などと供述しているということです。
ドラッグストアのカメラで浮上
警察によりますと、2人は遊び仲間の別の少年と共謀し今月3日、福岡市東区筥松のドラッグストアでかぜ薬9個（販売価格計約1万8000円）を盗んだ疑いが持たれています。防犯カメラなどの捜査で、少女らの関与が浮上。2人は「万引きしたことに間違いありません」などと容疑を認めているということです。
大量のかぜ薬で“高揚感”？
盗んだとされる280錠ものかぜ薬を何に使ったのかー。これまでの取り調べに、少女は「大量に服薬したら高揚感を得られる」と供述しているということです。
薬を過剰摂取する行為は「オーバードーズ」と呼ばれ、一時的な高揚感などを求める手段として若者を中心に広がっています。
恐ろしい“過剰摂取”死亡事例も
手に入りやすい市販のかぜ薬であっても、過剰摂取による体の負担は大きく、死亡事例も相次いでいます。近隣の店でもかぜ薬が大量に万引きされる被害が相次いでいることから、警察は余罪を調べるととももに、動機や使用方法などを捜査する方針です。
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