奈良県内に住むウクライナ人の女性が、勤務先の上司のパワハラにより、精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求めた裁判で、8日までに、和解が成立したことが分かりました。

訴えによりますと、奈良県に住むウクライナ人の女性は一昨年1月以降、勤務先のヘリコプター会社の事業所で、
上司の課長から「人間的に気持ち悪い」などの暴言を繰り返されたほか、ロシアのウクライナ侵攻について「ウクライナも悪い」と言われたと主張。

精神的苦痛を受けたとして、550万円の損害賠償を求めていました。

 女性は今年7月に雇い止めされましたが、女性の弁護士によりますと、10月末、会社側が解決金を支払うことで和解が成立しました。

金額は明らかにされていませんが、会社側は再発防止に努めるとしています。

https://www.ytv.co.jp/press/kansai/amp/173963.html