4年前、温暖化対策の強化を求めてたった1人で金曜日の学校ストライキを
始めたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(19)は10月30日、
新著『気候の本(The Climate Book)』の出版記念会で
「多くの理由からCOP27には行かないが、今年は市民社会のためのスペースが極めて限られている」と
COP27への不参加を表明した。

筆者は子供たちを“脱資本主義”に誘うグレタさんのロジックにはとても同調できないが、
COPに行かないという気持ちは理解できる。COPはもうグレタさんのような若者世代が
お小遣いをはたいて参加できるイベントではなくなった。
参加者が増えたことで開催地のホテル代は高騰。今年はインフレ高進もあって筆者も心臓が飛び出すような思いをした。

昨年11月に、14泊で2人部屋を予約したAホテルの代金は390英ポンド(約6万4700円)。
代金はデビットカードから即座に引き落とされたが、今年7月になって799米ドル(約11万7000円)に
値上げするという通告メールがあったのを見逃がすと一方的にキャンセルされ、知らないうちに全額返金されていた。

今度は15泊で別のBホテルの2人部屋を予約し直したら1387英ポンド(約23万円)に跳ね上がっていた。
指示通りすぐにBホテルの銀行口座に送金したが、気づかないうちにキャンセルされていた。
出発日が近づいてきたため、旅程を一つひとつ確認していて初めてキャンセルに気付いた。
急いでBホテルに電話しても全くつながらない。
「キャンセルするならホテル代44万円
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/72597