【戦国こぼれ話】大坂の陣の引き金となった方広寺鐘銘事件。それは徳川家康の陰謀だったのか
方広寺(京都市東山区)の釣り鐘の鋳造に関わった鋳物製造業「五位堂工業」(奈良県香芝市)が、クラウドファンディングに挑戦しているとの報道があった。
大坂の陣の引き金となった方広寺鐘銘事件とは、どんな事件だったのだろうか。

■方広寺鐘銘事件とは
 豊臣家と徳川家との関係が完全に破綻し、大坂の陣に至った原因の一つとして、方広寺鐘銘事件をあげることができる。
同事件では鐘銘に「国家安康」の文字があり、それが「家康」の名前を2つに分けた不吉なものであるとされた。家康が激怒したことは、いうまでもない。
https://news.yahoo.co.jp/byline/watanabedaimon/20210521-00238921