セナルアックス単語
セナルアックス

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セナルアックス(大斧、セナルの斧、Senal's axe)とは、「大いなるマ・ラ」に於ける英雄セナル・ホックスが使用していたとされる大斧の通称である。

概要
最近はインターネットなどにおいて頭文字をひっくり返すととんでもないワードになる単語としてネタにされがちなセナルアックスだが、その歴史は古い。

そもそも英雄セナル・ホックスといえば、古代ウェールズの叙事詩「大いなるマ・ラ」において穴ぐらの巨人一族(掘る者達)を相手に孤軍奮闘、三日三晩の兵馬倥偬を生き抜いたことが伝えられている伝説の英雄であるが、彼はあらゆる戦乱においてこの大斧を用いて勝利を勝ち取ったという。

セナルとセナルアックスは日本の坂上田村麻呂伝説の英雄譚における坂上田村麻呂とソハヤノツルキのようにしばしば伝説的な存在として描かれており、その実在性ははっきりしない。ギルガメシュ叙事詩においてギルガメシュが斧を用いていた事から、近年の研究では同叙事詩の影響を示唆する研究者もいる。

このような伝説上の英雄が用いた武器としては大抵が剣や槍などで、斧では他にギルガメシュ叙事詩においてギルガメシュが一度用いた斧やマオリ神話におけるタヒチ島平定の英雄タファキが用いたマレレヌイマルアトアが挙げられるものの然程多くはない。

「大いなるマ・ラ」には謎が多く、他にもセナルにはセモ・ホックスなる弟がいたという伝承が一部で伝わっていたが叙事詩内には存在しないということもあった。セモの情報はある時点で叙事詩から抹消されたのではないかといわれる一説もあるが、資料の少なさから研究は進んでいない。

――民明書房『叙事詩 その神話性』より

本当の概要
……なんということはなく、ただア〇ル・セ〇クスの頭文字をひっくり返しただけの下ネタである。インターネット上においてしばしば扱われている語であり、Twitter上では2009年頃から存在が確認されているほか、ネットゲームのユーザー名として使用する人もしばしばいるようだ。

とても単純な下ネタであるため、それ以前の用例がある可能性も十二分に考えられる。ニコニコでもごく一部ではあるがネタを使用するユーザーがみられたりしている。

また2020年9月にどういうわけか「セで始まってスで終わる語」がTwitterなどのインターネット上で流行したことによりニコニコ大百科の関連記事が浮上、よりによってこのクソ記事がニコニコ大百科の急上昇ワードの一位に浮上する事態にまでなってしまった。

このような斧や叙事詩は存在せず、概要の叙事詩云々は2012年頃にTwitterユーザーによって為された全くのデタラメで、わざわざ検索した人を二重に釣る架空の単語。南冲尋定やググレカスみたいなもんなのである。

https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9