米文化の総本家、中国で一度田植えしたら二毛作で4年間収穫し続けられる多年生のお米が誕生してしまう。稲刈り以外は放置で勝手に育つ [624898991]
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https://www.science.org/content/article/perennial-rice-saves-time-and-money-comes-risks
植え替えることなく毎年成長する穀物は、コスト削減、環境保護、そして過酷な労働の必要性を軽減することができる。
現在、このような作物の最大の実地試験として、中国で栽培される多年生米が有望視されている。
多年生米は、従来の毎年植える作物と同じくらい多くの収穫をもたらし、土壌に恩恵を与え、零細農家の労働と費用を大幅に削減できることが研究者によって明らかにされています。
国際トウモロコシ・コムギ改良センターの土壌・作物科学者であるジークリンデ・スナップは、この研究には参加していないが、
「これは多年生米の最初の確かなケーススタディである」と言う。
オーストラリア国際農業研究センターの生態人類学者で、農業と農村開発を研究しているクレメンス・グリュンビュール氏は、
この結果はこの作物が「ゲームを変える可能性がある」ことを示している、と付け加える。
この作物は労働力を削減し、中国がより多くの食料を生産できるようにする可能性があると、同氏や他の研究者は述べている。
しかし、多年生米が普及するかどうかは予断を許さない。
コーネル大学の米遺伝学者であるスーザン・マコウチ氏は、季節的な植え替えは新しい作物と比べてまだ利点があるからだ、と言う。
すべての稲はある程度は多年生である。小麦やトウモロコシと違って、稲の根は収穫後に新しい茎を発芽させる。
しかし、この2回目の成長があまり収穫できないため、農家は水田を耕し、新しい苗を植えている。
ところが、改良型多年生米は、再び元気に生長して収穫を迎える。この品種は、アジアの稲とナイジェリアの野生多年生米を交配して開発された。
子孫の改良には数十年かかり、2018年には「多年生米23(PR23)」という品種が中国の農家で市販されるようになった。
これは「科学的なブレークスルー」だったと、アフリカ稲作センターの作物科学者である二口浩一は言う。
しかし、PR23は何回収穫すれば収量が落ちるのか、経済的・環境的なメリットはあるのか、不明な点が多かった。
そこで、雲南大学の遺伝学者で農学者のFengyi Hu氏らは、より長期の実験を計画した。3カ所の農家で、この稲を植え、年2回の収穫を5年間続け、同時に一般的な稲も栽培し、季節ごとに植え替えた。
PR23は、4年間で1ヘクタールあたり平均6.8トンの米を収穫し、一年生米よりわずかに多かったと、本日Nature Sustainability誌に報告した。
期待通り、多年生作物は収穫の大きさを犠牲にすることなく、何度も生育する傾向があった。
しかし、5年目にPR23の収量が何らかの理由で減少し、植え替えが必要であることが示唆された。
また、多年生米は土壌を改良する効果もあった。一年生米に比べ、有機炭素や全窒素などの養分を多く残し、水持ちもよくなった。
保水性は灌漑用水稲には関係ないが、降雨に依存する地域で栽培される稲には有効である。
来年までには、もうひとつの重要な要素である「多年生米が排出する温室効果ガスの量」についても、6年間の試験結果を得たいと考えていると、胡は言う。
例えば、既存の水稲は地球温暖化の原因となるメタンの主な発生源である。
しかし、新米は農家にとって良いものなのだろうか?
それを知るために、研究者たちはPR23と一年生品種の栽培にかかる労力を比較した。耕すための燃料、苗そのもの、その他のコストは、初年度は基本的に同じで、通常1ヘクタールあたり2600ドルでした。
しかし、翌年以降、多年生米の管理コストは半分になりました。また、1ヘクタールあたりの労働日数も68~77日少なくなりました。
このような利点が農家を惹きつけているのです。
中国南部では、雲南大学が種子を提供し、アウトリーチ活動をしている人たちにトレーニングを行い、2020年の作付面積は昨年の4倍の15,333ヘクタールになった。(中国全土の水田2,700万ヘクタールのうち、まだごくわずかだ。)
政府も多年生米の普及を後押ししていると胡は言う。今年、中国農業農村部が農家に推奨する29品種の中に、PR23が含まれています。
この品種のテストに協力したセントルシアのクイーンズランド大学の農業生態学者レン・ウェイドは、省力化の恩恵を最も受けるのは、
多くの稲作国で苗の移植の大部分を担っている女性と子どもだろう、と言う。
母親は「家族の世話をし、子供たちを朝食とともに学校に送り届け、疲れずにすむ」時間が増えるだろう、と彼は言う。
また、農家は耕作放棄地を造成してより多くの米を栽培したり、建設業などの副業でより多くの収入を得ることができるかもしれません。
https://japanese.cri.cn/20210603/732ff95d-ae45-3401-b87d-91c69dad82f6.html
胡教授によりますと、多年生稲は水稲育種の革新であり、
一度植えるだけで、2期連続で収穫したり越冬して数年収穫したりできます。
期間中は、再度の育苗や耕起、田植えなどが不要となります。
労働投入量の大幅な減少、農家の労働強度の低下に加えて、収穫量も比較的安定し、農村振興のための新たな農業技術モデルとなっています。(玉華、柳川)
四年に一回の植え替えは流石に現行の稲よりは深く耕す必要あるから労力かかるけど、オリンピックと同じ頻度なら頑張れるやろ >>1
二毛作と二期作の違いが分からないガイジか? 一方韓国壺カルト自民党ではw
i.imgur.com/OD41joY.jpeg >>9
そういうことだね
だから二毛作や二期作ですらない
多年草の逐次収穫の方式だね
バジルをちょっとずつ葉を摘むのと同じ
> また、多年生米は土壌を改良する効果もあった。一年生米に比べ、有機炭素や全窒素などの養分を多く残し、水持ちもよくなった。
これが凄いよ
土壌負担まで軽いとかチートやん これは凄いな。
稲作に革命が起きる。
アジアのコメ事情が劇的に改善するかもしれん。
ノーベル賞級だ >>9
稲は刈った後でもまた芽が出てくるぞ
栄養使い果たして小さくなって美味しくないけどな >>4
ああ、それ欲しいわ
糖尿やのに穀物が大好物で飯やパンをバクバク食いたいんや
バクバク食うても低カロリーな穀物はぜひ開発して欲しい >>4
味はそのまま糖質80パーセントオフ米とか夢があるな シャインマスカットの種盗まれた😭とか言うてる間に中国は遙か先行ってたわけか 袁隆平が亡くなった時も日本の扱いはものすごい小さかったよな
なぜこういう、まさに大義を成した研究をリスペクトしないんだ >>21
この先気候変動で多雨地域と乾燥地域が増えるんで
今までのような効率性の悪い農業では地球全人口の食料生産が追いつかなくなる可能性があるんで
より効率的に耕作収穫できる作物が必要になる
味や好みは二の次
>>24
成果が米だから先進国の欧米人にはピンとこないかも知れんけど、人類の食糧事情を劇的に好転させた人物だよな 米の弱点は労働時間だからなあ
中国様はよくわかってらっしゃる 日本はただでさえ米が安過ぎるから豊作貧乏一直線だろうな 最近、千葉の田舎へ引っ越してきたけれど、今また稲穂が実っているんだよね。
借りとればよさそう。
白さぎが群れている >>30
好き嫌いせずなんでも食える体になった方が得だぞ
ツレがやたら好き嫌い激しくてアレルギーもあって外食するたびに癇癪起こすんで
いい加減辟易してる NERICA, NEw RICe for Africa
ネリカとかいうネルフみたいな名前の米がアフリカの飢餓を救っているらしいゾ >>37
国際的な日本米の最大の生産地はカリフォルニアで、それを使ってるヨーロッパやアメリカが乗り換えたら
おそらくアメリカは日本米の日本への輸入で圧力かけてくると思うで
まあアメリカも多年生稲品種に切り替えるかもしれんけど
>>42
普通に茎ごと刈ってもあとからまた生えてくる 二毛作じゃなくて二期作じゃね?
と思ったら二期作ですらないじゃん 味も落ちないならマジで稲作革命や
ノーベル賞もんだろ 中国は日本の学者を移民として受け入れてるからな。これからも日本の学者を助けてあげてほしい 土壌負担軽いのはいいね
農業は化学肥料を大量に使用する必要あるからこれが持続可能性を低めてる
で、肝心の味はどうなんだよ 一方、ジャップは漫画()アニメ()で
イノベーター気分を満喫するのであった アメリカの稲作って、飛行機から種をでたらめにばら撒いて成長したら収穫っていうめちゃくちゃお手軽な方式使ってる
西海岸は日本みたいな害虫いないし、土地がクソ広いから稲あたりの収穫量とかどうでもいい
日本の狭い土地で手間暇かけて作った米なんて補助金なくなったらあっという間に淘汰される
米圧力に負けたら日本の農業終わるからこれだけは折れてはいけない 今の日本の稲もあったかいと刈った稲が育って実をつけることある 4年間とか年生とか毛とか植えとか
なんか気になるワードだらけなんやが いわれてみたら8月に刈った稲が11月頃になるとまた穂になってるな >>45
温暖化対策的にはあんまり草刈りたくないよな 日本の既存の米も普通に切り株から生えるけど収量が落ちるんだろ 牧草に使われてる様なくっそ強いイネ科の根に接ぎ木したらどうなるんだろう 地味に凄いニュースかも
食糧自給率が上がるのは悪いことじゃない
ただ日本には多くは入って来ないだろ
味と、日本の米作農家は効率化を求めてないと思うから >>69
稲とか小麦とかって接ぎ木出来なかったような
最近技術開発とかされたかも知れないけど 多年草は根が強いから植え替えが大変だし冬場も水と土の栄養を吸うからな
冬場の水資源が豊富な土地でないと難しいんじゃないか 稲自体は元々根っこあれば勝手に生えるくらい強い植物だからまぁそこまで意外性はないんじゃね 今の中国は収量アップや気候変動見越しての農作物の品種改良とかにかなり本気で予算突っ込んでるから他にも色々出てくるだろ >>78
中国でメインの米品種が日帝のもたらしたものってどうなの? >>79
中国ったって広いから暖かいとこの話なんじゃねえの?
日本の米どころじゃ無理そうな気がする >>81
これとは違うけど日本だと収穫後の田んぼに再度水入れてしろかきしてそこに直播して越冬させて収穫する実験栽培とかやったりする >>35
アレルギーは好き嫌いじゃないんだが?お前が変わりに死ねよ 大規模農家で上手く植え替えの時期をずらして管理すればかなりコストが減るな
日本みたいな零細農業兼業農家だと結局田植え機の稼働率が下がるだけみたいになりそう 大規模農家で上手く植え替えの時期をずらして管理すればかなりコストが減るな
日本みたいな零細農業兼業農家だと結局田植え機の稼働率が下がるだけみたいになりそう >>74
ぐぐってみたら丁度今年から出来る様になったみたいね? 田んぼ見ると稲って刈られた後もちょっと伸びてるもんな
冬さえ何とかなればわざわざ植えなおさなくてもいけるんじゃねって思ってた >>19
ウ●コを食べてみるってのはどうだろうか! コレが日本にも受け入れられたら農家の後継者不足もマシになるかもな 日本では2番穂登熟前には気温下がりすぎてるから夢物語だな。耐寒性とかいう問題じゃない これで小麦作れないの?
小麦と米のハイブリッド作ろう 植物工場はまだ採算出ないのかな
旱魃だの洪水だの頻発する地域ならそれを避けられるとしてコストがかかっても導入できそうだけども >>96
そもそも小麦は手間がかからないから労働生産性を高める必要がない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています