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5歳児餓死 母親・碇利恵被告(40)の控訴棄却~”ママ友支配の影響を十分考慮” 福岡高裁

福岡県篠栗町で、ママ友だった女と共謀して5歳の息子を餓死させ、1審で懲役5年の判決を受けた母親の控訴審で、福岡高裁は1審判決を支持し、控訴を棄却しました。

◆餓死させたとして起訴
篠栗町の無職・碇利恵(いかり・りえ)被告(40)は、ママ友の赤堀恵美子(あかほり・えみこ)被告(49)と共謀し、5歳だった三男の翔士郎ちゃんをおととし4月に餓死させたとして起訴されました。

◆1審判決は碇被告に懲役5年
裁判で弁護側は、赤堀被告に生活全般を支配されていたとして執行猶予付きの判決を求めましたが、1審の福岡地裁は今年6月、碇被告に懲役5年の判決を言い渡していました。

◆「支配の影響を十分に考慮」
9日の控訴審判決で、福岡高裁の松田俊哉裁判長は「赤堀被告による支配の影響を十分に考慮するなど、1審判決に不合理な点はなく、量刑が重すぎて不当であるということはできない」として、1審判決を支持し弁護側の控訴を棄却しました。