https://news.yahoo.co.jp/articles/234c376fb135e5c6cd0129205d9c97f9b3eafea3

ゼレンスキー氏は10月、プーチン露大統領とは交渉「不可能」だとする大統領令を出しているが、
今回、プーチン氏との交渉の可否については触れなかった。

 6日付の米紙ワシントン・ポストは、米政府がウクライナに対し、ロシアとの和平交渉に前向きな姿勢を示すよう水面下で働きかけていると報じており、配慮した可能性がある。
同紙は、侵略が長期化する中、ゼレンスキー氏が協議に応じない姿勢が一部の国で懸念を生んでいると報じていた。

 ただウクライナは、ロシアが2014年に一方的に併合した南部クリミアを含め自国領土を巡って譲歩する形の交渉を強く警戒している。ロシアも一方的に併合したウクライナ東・南部4州について「議論の対象にならない」(プーチン氏)と主張しており、ゼレンスキー氏が列挙した5項目を受け入れる兆しはない。プーチン政権は、ゼレンスキー政権の転覆を依然目指しているとの見方が根強い。ロシアが和平交渉の協議に応じたとしても、戦力の回復に向けた「時間稼ぎ」と位置付ける可能性がある。

ゼレンスキー氏がロシアに求める和平交渉の前提
▽ウクライナの領土保全の回復

▽国連憲章の尊重

▽戦争による全損害の賠償

▽すべての戦争犯罪人の処罰

▽二度と(侵略)しない保証