「日本人の7割は遺伝的に不安に陥りやすい」 特に注意すべきは「権力を持った高齢男性」…健康長寿を阻む孤独にどう立ち向かう?
単身高齢者が増えていく未来
一般に「孤独」という言葉が使われる時、学術的にはふたつの意味が混在しています。英語の「ロンリネス」と「ソリチュード」です。
前者はひとりでいることを寂しく思う孤独感を、後者は孤立、孤高を意味します。孤高や孤立というと、芸術家のような求道者をイメージされるかもしれないので、私はソリチュードを孤独だけれど寂しくない「幸せな孤独」と訳したいと思います。
そして、「ロンリネス(孤独感)」は幸福度を低くするのに対し、「ソリチュード(幸せな孤独)」は幸福度を損わず、むしろプラスの効果をもたらすとの研究があります。
つまり「孤独問題」の解消にあたっては、物理的に孤立しているか否かよりも、心理的にロンリネスであることの解決が優先されるのです。
人気テレビ番組「孤独のグルメ」で、煩(わずら)わしい人間関係に振り回されることなく“ひとり飯”を堪能する主人公をロンリネスとは呼ばないでしょう。
記事全文はデイリー新潮で
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6724148a3aee6fc1b7c0131b7270210060842a6