〈速報〉日医工、上場廃止へ 356億2600万円の債務超過、社長は退任

 事業再生を目指す後発薬(ジェネリック医薬品)メーカーの日医工(富山市)は14日、東京証券取引所プライム市場の上場廃止を発表した。来年3~4月ごろの見込み。2022年9月中間連結決算で、356億2600万円の債務超過になったことも明らかにした。

 同社は田村友一社長の退任も発表。後任は未定で、23年2月に開催する臨時株主総会で決める。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9094f47239398f66adfa8a0a47947233b8719348

日医工は1株36円でスクイーズアウトを実施、上場廃止へ

日医工<4541.T>はこの日の取引終了後、企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)が管理・運営する合同会社ジェイ・エス・ディー(東京都新宿区)を割当先とする払い込み金額の総額で200億円の第三者割当増資とともに、自社の株主を割当予定先のみとするため、第三者割当増資実施後に株式併合を実施すると発表した。1株36円でスクイーズアウト(少数株主が持つ株式を強制的に買い取る手続き)を行う。

 発表を受け、東京証券取引所は14日付で、日医工株を監理銘柄(確認中)に指定した。日医工株の同日終値は380円だった。2023年2月に予定する臨時株主総会で、関連する議案を付議する予定。同年3月頃に第三者割当増資を実施。上場廃止日は3~4月頃になる見込みという。
https://s.minkabu.jp/news/3449193