能実習制度は批判されて久しいが、経済発展が遅れた国の労働者が生活費を稼ぎ、生活状況に変化をもたらす機会を提供するものであることは確かだ」とする一方、
「円安が進むにつれて外国人労働者が日本の給与が目減りして困窮するというニュースがたびたび報じられている。外国人労働力が来なくなるばかりか、日本国内の労働力も逃げ出し始めている」と指摘した。

そして、「食料品や原油価格の高騰で日本国民は苦しんでおり、新型コロナの中で戦々恐々としてきた飲食業界は値上げと客離れとの板挟みという新たな問題に直面している。
回転ずしが10円の値上げにちゅうちょする中、海外から伝わってきた数字に驚かされた」とした上で、海外で「出稼ぎ」のような生活をする日本人を取材した、テレビ朝日の報道を紹介した。

その報道によると、米東海岸で寿司職人として働く男性は、銀座で修行していた当時の年収は300万円だったものの、
米国に渡るとすぐに倍の600万円になった。独立1年目で目標の年収5000万円を達成し、現在は8000万円になったという。

また、カナダでワーキングホリデーをする女性も、日本にいた当時の月給は20万円だったが現在は日本円に換算すると43万円ほどに。毎月旅行をしながらでも貯金ができる状況で、「同じ量働いて、日本より良い環境で、倍もらえている。この環境を捨てるのは、すごいもったいない」と語ったという。


https://www.recordchina.co.jp/b904166-s25-c30-d0052.html