ゼレンスキー氏「我々のミサイルではない」 ポーランドへの着弾

11/17(木) 5:27配信

ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ポーランド東部プシェボドフに着弾した
ミサイルについて「我々のミサイルではないと確信している」と記者団に述べた。
インタファクス・ウクライナ通信が伝えた。

ミサイルは15日午後、ウクライナ国境に近い農村部に着弾し、ポーランド人2人が死亡した。
ポーランドのドゥダ大統領や北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、
ロシアが発射したミサイルに向けてウクライナ防空部隊が撃った可能性を指摘している。

ゼレンスキー氏は、ウクライナ軍の情報に基づいて結論付けたと主張した。
ダニロフ国家安全保障国防会議書記も16日、ロシア側が撃ったことを示す「証拠」があると述べ、
欧米諸国に対し「ウクライナのミサイルであることを示す情報を提供してほしい」と訴えた。
また、ミサイルが着弾した現場にウクライナ側が入ることを許可するように求めた。

 一方、ドゥダ氏はミサイルの調査は米国とポーランドの専門家が実施すると表明し、
他国が参加する場合は「両国との合意が必要だ」と述べた。

 今回のミサイル着弾については、ロシア側も自軍の関与を否定している。
露軍は15日にウクライナ全土に大規模なミサイル攻撃を実施したが、
ポーランド国境付近には「撃っていない」と主張している。ペスコフ大統領報道官は16日、
複数の国が「(ロシアがミサイルを撃ったという)根拠のない声明を出した」と非難した。【エルサレム三木幸治】

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d89179cff85741713292fb7412b443550450e7a